【税務】申告書の提出部数(難易度:やさしい)
2016年05月23日5月末です。法人の申告期限及び納期限は、原則として事業年度終了の日の翌日から2か月以内ですので、3月決算の法人はそろそろ期限となります。
ここで、税務署から送られてくる申告書用紙には提出部数〇部と書いてありますが、この部数、会社によって異なるのはご存知でしょうか。
提出部数は、原則次のようになります。
◆法人税申告書
1)資本金1億円以上の会社(国税局管轄)…3部
2)資本金9,000万円以上または法人税額5,500万円の会社(税務署管轄、会計検査院該当)…2部
3)上記以外(税務署管轄)…1部
※別途、すべてにOCR用紙1枚
◆消費税申告書
1)課税標準額5億円以上の会社
…税務署管轄 2部
…国税局管轄 3部
2)課税標準額5億円未満の会社
…税務署管轄 1部
…国税局管轄 2部
※別途、すべてにOCR用紙1枚
◆地方税申告書(東京都主税局の場合)
…資本金にかかわらず 1部
※OCR用紙無し
以上より、申告書の部数は基本的に資本金の額で決定されることが多いです。
部数が不足すると税務署から催促されます。すぐに不足分を提出すればよいです。無申告にはなりません。
なお、提出部数はその事業年度の数値によります。申告書用紙に書いてある部数は前年ベースですので、部数を間違えないようしっかりチェックしましょう。
それでは。
(注)難易度
「やさしい < ふつう < 少し細かい」
難易度は、経理初心者~若手経理ご担当者の方くらいを目安にしています。