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【コラム】時給の考え方

2016年05月27日

「時給に見合う仕事をしているかどうか」

皆さんはご自身の時給を考えたことがありますでしょうか。

世間でよく語られている考え方かもしれませんが、今回は、この時給の考え方や時給を意識した行動の話をご紹介します。


経営者や個人事業主はもちろん、サラリーマンでもこの点を考えないと、利益が出る仕事はできません。

「タイムチャージ」「チャージコスト」などといって、私の場合、監査法人時代(サラリーマン時代)からすごくこの点意識して仕事するよう植えつけられました。ドライな感じがして、あまり好きではありませんが、仕事の効率を上げたり、高付加価値のサービスを提供できるようになるには、必要な考え方かもしれません。


では、どのようにして時給を計算するか。または、利益が出る単価はいくらか。

ご自身のサービス単価なのでご自身で決めるのが一番なのですが、簡単に計算するならば、次のように考えます。

ステップ1. 1年間トータルの仕事時間を計算する。

ステップ2. 年収(個人事業主であれば年商)を1年間トータルの仕事時間で割る。これが時給。

ステップ3. この時給に利益を乗せて、作業単価(売値)を決定する。

(例)

1日8時間労働、月に20日働くのであれば、1年間では、「8時間×20日×12ヵ月=1,920時間/年」となります。

年収1,000万円であれば、上記の例で、「1,000万円÷1,920時間=5,208円/時」となります。

時給は5,208円です。このとき、1時間5,208円を割るような仕事をすれば赤字になります。

また、例えば時給に利益を800円ほど乗せれば、自分の売値は時間6,000円くらいとなります。

時給さえわかれば、売値は調整です。


時給がわかると、次から仕事への取り組み方が変わると思います。

 

ただし、これは超短期的な思考で、攻める経営である一方、ドライな考え方です。

義理とか、ご恩、助け合いなどで仕事が繋がっていくという長期的な思考も大事だと思います。

一つの考え方、行動指針としてご紹介しました。

 

それでは。

 

 

 

 

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